しかし、良いモノを作ろうとするあまり、食品関連で言えば、味の奥深さなど一般の顧客には分からないような所にこだわってしまうことが多々あります。
顧客に伝わらないのでは差別化とは言えず、せっかくの努力も報われません。食品はおいしくて当たり前という考えもあります。ですから、おいしさそのものは差別化にならない場合もあるのです。
常識的な製品性能は当たり前として、競合の弱い部分を攻めるのが効率のいいやり方です。戦略キャンバスに競合の得意・不得意を並べ、弱い部分の差別化ポイントを列記し、そこの性能強化に取り組みます。そうすることで、効率良く、消費者に分かりやすい差別化を創造していきます。