4つの存在意義と5つの変化 - 2

2.「存在意義」は変化する

①「存在意義」は変化する
②「モノの存在意義」は想いで変わる
③「人の存在意義」は想いで変わる
④「言葉の存在意義」は想いで変わる
⑤「時間の存在意義」も想いで変わる
 
存在意義のところでは、良いものや良い人の存在意義は項目としてはうたっていません。

自分から見て悪いとか不必要だとか感じるものの意義を見落としがちだということを意識してほしいのです。

自分が認めるものからの情報だけで、偏った考え方をしてしまったり決めつけてしまわないように、あえてマイナス要因を項目としてあげているのです。

ここに書き出した項目は、もしかしたらあまりにもあたりまえのことかもことかもしれません。

しかし、生活の中ではなかなかこれが正しく認識されにくく、その時の一瞬の感情で判断してしまうことが多いようです。

人間は社会や環境が複雑になってくるとシンプルな考え方のパターン化がしにくいようです。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月31日08:29

4つの存在意義と5つの変化 - 1

世の中に存在するものは、ルールに則って存在しているようです。

その時その時に複雑に考えてしまわないように、ココロの中に「存在の原則」を取り入れてみてほしいのです。

大きくは2つで、それぞれが4つと5つで構成されています。

1.すべての存在には「存在意義」がある

①すべての存在には「存在意義」がある
②悪いものにも「存在意義」がある
③悪い人にも「存在意義」がある
④失敗や間違いにも「存在意義」がある



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月30日08:01

好転させられるようになる

世の中の人は意外と、自分を中心に「嫌いなモノは嫌い」「悪いことは悪い」「失敗は失敗」などと決めつけているところがあるようです。

しかし、すべての存在に意義を認めることができるようになると、失敗も自分にとっては大切なこと、嫌いな人も自分の役に立ってくれているなどと、意味のないと思っていたことにも意味を見い出し、想いや考えを好転させやすくなるようです。

「帰点」を持つことで、そのような前向き発想がしやすくなるのではと考えています。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月29日08:54

段階的に捉えたり考えたりできるようになる

私たちはどうしても、「できる・できない」「わかる・わからない」などを「ゼロか100か」というように考えてしまうという話を前にしました。

「わかる部分もあるし、わからない部分もある」というのが正確な答えのはずなのに、「わかる」「わからない」という極端ないい方をしてしまいがちです。

そして極端な考え方をすることで、「できない」とすぐにあきらめてしまったり、決めつけてしまったり、否定してしまったりということが起きているようです。

しかし、一足飛びで10メートル先に進むことはできません。

一歩一歩足を動かしていくことで10メートル先にも100メートル先にも到達することができます。

階段があることによって、高いところにも一段ずつ上っていくことができるのです。

楽器が弾けるようになるのも、自転車に乗れるようになるのも、技術が身につくのにも段階があります。

ものごとの理解を深めたり、その人はどんな人なのかを知るのも、信用を得るのも、みんな日々の積み重ねの連続です。

このように、世の中のものはすべて段階的に存在しているようです。

「帰点」を持つことで、この段階的に捉えるとはどういうことかがわかってきます。

そのことで、「ここまではできるけれど、ここからはまだできない自分なんだ」などと自分に対する理解を深めたり、「できるところまでやってみよう」などといろいろなことをあきらめずに済んだり、スムーズにものごとに対して考えを持てるようになるのではないかと思います。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月28日08:10

バランスのとれた考え方がしやすくなる - 3

また、幅広く何でもわかるし、何でもできるエキスパート人間にならなくてはいけないということでもありません。

誰にでも得手・不得手や偏った部分はあるもので、そのような自分の長所・短所を見つめ、足りないところを補う努力をすることもバランス感覚が良いといえます。

「私は人の話はよく聞けるけれど、自分ではうまく話せない」と思うのなら、打ち合わせ内容をまとめるのは自分でやって、会議でのプレゼンテーションは話すのがじょうずな人にお願いする、という行動をとる方法もあるかもしれません。

バランス感覚を磨くことによって、何でも自分の中だけで完結させようとするのではなく、自分の範囲を広げ、全体を見回して理想的な結果を導き出すための行動がとれるようになるのだと思います。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月27日07:27

バランスのとれた考え方がしやすくなる - 3

たとえば同じ営業という仕事をするにも、「とにかくノルマをこなすために何が何でも売りたい」と自分の都合だけを考えて売りつける人より、買うお客さまの立場まで考えて売る人の方が、バランス感覚がいいといえます。

自分の責任を「売る」ことだけに留めず、人の役に立つとか、自分や会社の信用を築き存在意義を高めるといった、自分の立場だけではない他の存在も認めた、より意味の広がる考えや行動につなげることができるからです。

バランス感覚を持つということは、このように意味を深めたり本質に近づく行動ができるということでもあります。

バランスをとることが大切だといっても、どっちつかずのことをいうということではありません。

世の中にはいろいろな考え方や価値観があることを認めた上で、自分の考えを持つということが大切なのではないかということです。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月26日07:37

バランスのとれた考え方がしやすくなる - 2

「ある」ものを「無い」と考えてしまっているというのも、バランス感覚が悪いといえます。

女性がそこに存在していることを無視して、男性中心の社会の仕組を考える男性社会は、バランス感覚の悪い社会といえます。

ここでいう「バランス感覚が良い」というのは、自分だけの価値観や狭い範囲だけで成り立つようなものごとの捉え方をするのではなく、視野を広げていろいろな立場や状況も踏まえながら捉えられるようなことを指します。

私たちはつい、自分のことや自分の身の周りに起きていることだけに目をうばわれ、それ以外の立場や状況まで考えが及ばなかったり、反対の立場を否定するというバランス感覚の悪いことをしてしまっている場合が多くあります。

しかし「帰点」を持つことによって、これまで気づかなかったことに気づき、見えなかったことを見つめられるようになるにつれ、このバランスのとれた考え方を身につけることができるようになると考えています。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月25日07:35

バランスのとれた考え方がしやすくなる - 1

決めごとは、決めるべき当事者たちがディベート(討論・論争)をして決めればいいことなのに、当事者ではない人たちが集まって何が良い悪いとディベートをしていることがよくあります。

お酒の席などでつい白熱し、いさかいや暴力沙汰の原因になってしまうこともあるようです。

しかしこれはバランス感覚のいい行動とはいえません。

なぜなら、当事者でない人たちはその場で何が良いか悪いかの結論を出す必要がないのですから、「私はこう思います」「なるほど、あなたはそう思うのですね。

ちなみに私はこう思います」とお互いの意見を交換し合えばいいだけなのです。

バランス感覚が良い人なら、せっかくいろいろな考えやアイデアを知る機会なのだからとみんなの意見を聞き、自分の幅を広げるのに役立てることができます。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月24日07:10

すべての存在と対話がしやすくなる

「帰点」では「すべての存在には意義がある」と捉えていて、それをどう解釈すればいいかを説明しています。

つまり、すべての存在の意義を知ることによってどんなこともおろそかにせず、いろいろなことに目を向けられるようになると考えています。

今までは自分の思い込みで捉えていたものが、ちがう角度から見つめられるようになったり、目に見えないものを捉えられるようになったり、より多くのメッセージに気づけるようになるのです。

これがすべての存在との対話がしやすくなるということです。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月23日07:57

「帰点」とは「存在の原則」と「四つの相反バランス」

「帰点」とは、ものごとを考えたり捉えたりする時に一度立ち返ってみる原点であり、考え方のルールをまとめた道しるべのようなもので、大きく分けて「存在の原則」と「四つの相反バランス」があります。

世の中のものはすべて何かのルールに則って存在していると定義し、その原則をいくつかの項目にまとめたものが「存在の原則」。

世の中には表と裏、男と女というように相反するものがあり、すべて調和を取りながら存在しているという考え方のもと、そのしくみや成り立ちがどうなっているかをまとめたものが「四つの相反バランス」です。

これらの「帰点」を持つことで、どんなメリットがあるのでしょうか。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2010年12月22日07:52