◆「ある・ない」という是非バランス - 2

幽霊はいるか・いないか、UFOはいるか・いないかなどが論議されますが、「いる」という人は幽霊やUFOを連れてくればいいのです。

「幽霊がいないというのは科学で証明された」などと言う人もいますが、科学が万能だとも言い切れません。

実在するかしないかは別として、いろいろなものを「いる」「ある」と捉えることはできるのです。

幽霊や悪魔は、人を恨めしく思ったり憎んだりする醜い心に存在するといえます。

サンタクロースは、子供を喜ばせたい、幸せな気持ちにさせてあげたいと思う親の心に宿り、その想いがプレゼントを運んでくるといえます。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月31日07:38

◆「ある・ない」という是非バランス - 1

「私は天狗を見たことがある」という人がいました。

山奥の木のこずえに山伏の衣装を着た天狗がいたと言うのです。

この人は幽霊も見たそうで、ひき逃げ現場の電信柱から体を乗り出し、自分を殺した犯人はいないかと探していたそうです。

この話を聞いただけでは、本当に天狗や幽霊がいるかどうかはわかりません。

この人がウソをついているかもしれないし、精神的に不安定だったために存在しないものが見えたと思っただけなのかもしれないからです。

しかし、この人は「確かに自分は見た」と思っているということは事実です。

実際はないかもしれませんが、その人にとってはあるのです。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月30日07:58

◆「良い・悪い」という是非バランス - 3

どんなものにも良いものと悪いものが存在します。

自分を奮い立たせてくれる「良いストレス」もあれば病気にする「悪いストレス」もあります。

「良いウソ」もあれば「悪いウソ」もあるし、「良いやさしさ」もあれば「悪いやさしさ」もあります。

「今どきの若いヤツは」などとよくいわれますが、今どきの若いヤツにも良い若者と悪い若者がいるのではないでしょうか。

今どきのおじさんも、良いおじさんと悪いおじさんがいます。

何をもって良い・悪いとするかは、一概に決めつけられるものではありません。

「悪い」と感じるものも「良い」と感じるものも、その反対の見方をすることで、よりさまざまな価値が見えてくるはずです。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月29日06:50

◆「良い・悪い」という是非バランス - 2

長所と短所は、その人の理想の高さによってもちがいます。

とても理想が高いために「自分はのろまだ」と思っているだけで、充分に人並みかもしれません。

とてもスタイルがいいのに、まだダイエットしようとしている人もいます。

江戸時代の有名な浮世絵師の葛飾北斎は、90歳を過ぎてなお「オレの絵はこれからだ」と言っていたそうです。

私たちは水害というと、家や道路や田畑が水に浸かったり流されたりしてしまうとても悪いものだと思っています。

しかし見方を変えると、水害は上流から多くの養分を含んだ大量の土を運び、痩せた土地を豊かにしてくれるものでもあります。

世界史に登場する四大文明はみな、大きな河の氾濫がもたらす肥沃な大地のもとに生まれました。

今の私たちの価値観では悪いものであっても、地球全体のいとなみからすれば必要なものなのです。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月28日06:55

◆「良い・悪い」という是非バランス - 1

「自分は何をやってものろまで、いつも仕事が遅くなってしまう」と悩んでいる人がいました。

「それは、ていねいな仕事をしているともいえるのではないですか」と投げかけるとびっくりした顔をして、そんな風に考えてみたことがなかったと言うのです。

もっと言うと、おっとりした性格で人を安心させるとか、包容力があるのだともいえます。

どんなにテキパキとしていても、考えが浅かったり、雑であったりということもあります。

見方、捉え方によって短所も長所となり、長所も短所となります。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月27日07:22

◆「好き・嫌い」という是非バランス

雑誌の人気投票などで、好きなタレントナンバーワンに選ばれた人が、嫌いなタレントの中にも入っていたりします。

とても嫌いなテレビコマーシャルなのになぜか印象に残り、ついメロディまで口ずさんでしまうこともあります。

これは、好きなものと同じくらい、嫌いなものも自分にとってインパクトがあるということです。

においや歯ごたえがイヤで子供の頃は大嫌いだった食べ物が、大人になったらそこがよく思えて好きなってしまうということもあります。

嫌いと感じてしまう人は、誰よりも自分のココロの琴線に触れる言動をしてくる「気になる」人であり、仲の良い友だちとはまたちがった意味を持つ大切な人でもあります。

好きなもの・嫌いなものの中には、自分の潜在的な感性が隠れていたりします。

好きだからと手放しで認めたり、嫌いだからと切り捨ててしまうのではなく、両方を見つめることで自分ならではの個性を引き出すきっかけにできるのだと思います。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月26日07:16

①「是非バランス」で好き嫌いを見つめる

良いところは悪いところでもあり、逆に悪いところは良いところでもあります。

そして見方や受けとめ方によってちがってきます。

好きなものも嫌いなものも、両方とも自分にとってはインパクトのあるものといえます。

「なぜこれが好きなのか、なぜこれが嫌いなのか」の理由を考えることで、自分や他人を見つめ理解を深めていくことができるのです。

どんなものも「良い・悪い」「好き・嫌い」などで是非を決めつけず、受け入れを大きくすることで、考え方の幅を広げることができるのではないでしょうか。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月25日07:12

すべての存在の、バランスを知る

世の中には男性がいれば女性もいます。

プラスがあればマイナスもあり、陽が射せば影ができ、オモテには必ずウラがあるというように、相反するものがバランスをとって存在しています。

どちらが良くて、どちらが悪いというものではありません。

すべて調和をとりながら存在していると捉えて、存在の意義を深めていくことが大切なのではないでしょうか。

ここに、ものごとを捉えるための基本となるバランスを紹介します。

①是非バランス…良い・悪いを決めつけない、ある・ないを決めつけない捉え方
②大小バランス…さまざまなできごとの共通点を見つけシンプルにする捉え方
③因果バランス…できごとには必ず原因と結果という意味があることを知る捉え方
④時間バランス…過去も未来も決めつけず、創造していく捉え方

ある一方向から見て決めつけてしまうのではなく、この「四つの相反(そうはん)バランス」に照らし合わせ「正」と思われるものは伸ばし「負」と思われるものは好転させていくことで、自分にとって最高の物語を創ることができ、自分らしい成長につながるのではないかと思います。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月24日07:44

⑤「時間の存在意義」も想いで変わる - 2

友だちに飲みに誘われたから時間つぶしに出かけてみる。

決められた時間が早く過ぎればいいなと思って仕事をする。

楽しんでも一日、楽しまなくても一日。

がんばっても一年、がんばらなくても一年。

時間は否応なく過ぎていきます。

どういう考え方で時間を過ごすかで、「時間の存在意義」は大きく変わってくるようです。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月22日07:14

⑤「時間の存在意義」も想いで変わる - 1

できるだけ子供の側にいてやりたいと思いながらも、なかなか家にいられないというお父さんも多いでしょう。

しかし大切なのは一緒にいる長さ以上に、子供とどんな触れ合い方をするかです。

ある人が仕事が忙しくて忙しくて子供といっしょにいてあげたくてもそうできなかった頃、一分間だけ自分の子供をぎゅーっと抱きしめて「お父さんは仕事だからね」と仕事に向かっていったそうです。

きっとその一分間はその親子にとって、とても意義のある時間になっていたと思います。

長い時間一緒にいたとしてもダラダラしていたら、かえって刻々と父親としての信用を失っているということになります。



  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2011年01月21日07:09