どんな星の下で何に生まれたのかが問題なのではなく、生まれてからどんな生き方をするかだと思います。それは人間にも物にもいえることです。
たとえば便器に生まれたとします。同じように作られた便器でも、きれいにきれいに磨かれてていねいに扱われる便器と、ホントに汚く扱われる便器があります。どんなに高価な花瓶でも、粗末に扱われて長く使ってもらう前に壊されてしまうこともあります。そう考えると、命のない物にも人生のようなモノがあるのだといえます。
はたして、その人生の善し悪しはどこで決まるのでしょう。やっぱり人間は、生き方だと思います。どんなにお金持ちに生まれても、良い家柄と呼ばれる家に生まれても、幸せだと思えない人がいます。逆に貧しく生まれても、何かハンデを背負っていても、幸せに暮らしている人もたくさんいます。どんな風に生まれてきたか…ではなくて、どんな人生を歩むかが重要なのです。
もって生まれたモノは親が与えてくれたモノ。しかし、人生は自分が築いていくモノです。顔だって、20歳を過ぎてからは、親がくれたパーツの善し悪しを問うのではなく、自分の責任を顔で持たなければいけないのです。どう生きていくかにこだわった方が、より有意義な人生を送れるのだと思います。
人生哲学を作ってみることのススメ
人生哲学を作るのに、こんな基準を持ってみてはどうでしょう。 ●人を感動させられるようなものにしよう●想いだけではなく、説得力のあるひとつの理論にしよう●自分の経験から生み出そう●間違っていると思ったところはすぐに正そう●なるべく人に聞いてもらおう●誰にでもわかりやすいようにしよう●人の人生観も受け入れよう●その哲学通りに生きてみよう。