いろいろな人に相談を持ちかけられますが、その内容の100%が人間関係のことです。
「どうすれば、夫婦でいい居酒屋を開けるか」の話は、「どうやって、お互いの想いのすり合わせをすればいいか」という話だったりします。
「子供の進学はどうしたらいいか」の話には、「その子はどんな性格で、将来何をしたいと思っているのか」が関わってきます。
みんな問題の解決の糸口を見つけようと話しに来るのですが、ほとんどの人が、何が悪いのかを決めつけようと悪者探しをしています。
しかし、どんなに誰が、何が悪いかを見つけても問題解決にはなりません。
問題ごとにかならず原因があります。それに気がつけるかどうかです。
そして気づいたことで相手をどうこうしようとする前に、自分のできること、自分がしなくてはならないことを見つめるべきです。
相手にどんな理不尽なことを言われても、相手を言い負かそうとか、理屈でわからせようと思ったらもっともめるだけ。もし変なことを言われたら「なぜこの人は、こんな変なことを言うんだろう」と、一呼吸おいて考えてみることです。
そして原因を見つけ、それを受けとめていくことが自分の進歩にもなるし、問題解決につながるのです。
ようは問題解決というのは、原因を探し出してそれをどうすれば良いかを見つける、目標開発なのだとつくづく思います。
この話を納得してくれて、問題ごとを目標に変えることができた人はみんな、解決に向かっています。