おいしくいただく



二十代の頃は、ご飯を食べるのが苦痛でした。
面倒だし疲れるし。胃腸が弱いせいもあったかもしれません。
しかし、もともとは生き物を食べるということに対する罪悪感が強かったのが一番の原因だったと思います。
食事なんて、宇宙食のように一分で済んじゃえばいいのに、と真剣に思っていました。
グルメなどと言っている人たちは、自分の楽しみのためだけに生き物をむさぼっているような感じがして、軽蔑さえしていました。
ところがある時、食べ物というのは贅沢にするものではなく、その素材を活かし、おいしくいただくことが最高の供養になる、という話を聞きました。  その時から考えが変わりました。
人間、なんだかんだいっても食べなければ生きていけません。だったら粗末にせず、残さず、おいしくいただくことが一番良いのではないか、と思えるようになったのです。
不思議なもので、それからは一つ一つの素材の味を感じられるようになりました。
すると今まで嫌いだった食べ物も、ほとんど好きになってしまったのです。  食べさせてもらった生き物にも、よりがんばって生きることで何かを返せるような気持ちが持てるようになりました。
しっかり噛みしめるとでもいうのでしょうか。一つ一つの話も、一人ひとりの人間の考えも、少しずつ大切に受けとめられるようになってきたような気がします。
歳をとるごとにいろんな味わいを感じられるようになって、最近では、おいしくないモノやできごとも、それなりに味わえるようになってきたようです。  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月30日16:59

失敗と仲良し

  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月29日16:10

ぬいぐるみ



これは、以前作ったぬいぐるみ。

子供の頃からぬいぐるみが好きでした。

今で言うとフィギアが好き、という感じですか。

はじめてぬいぐるみのキットを見つけたときの
感動を憶えています。

小学生の低学年頃だったと思います。
母親に作ってもらったてうれしかったことは
今もはっきり憶えています。

綿は高いので買えませんでした。
古新聞をちぎって詰めてよく作りました。

普通の布が生き物のようになるのが
とても好きです。

きっと物にも命があることをぬいぐるみは
教えてくれているのでしょうね。  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月28日16:56

ようこそサーカスランドへ



これは、かつての富嶽文化賞展、
今の富嶽ビエンナーレ展で入選をいただいた作品です。

直径1m高さ1.2mくらいのテーブル世界に
サーカスにみたてた動物たち世界です。

サーカスのテントは電気スタンドになっています。

いま思うと仕上げの良くない作品だなーと思うのですが、
今とは違った情熱を感じ懐かしい思い出になっています。

良くも悪くも形に残す事は良い事だと思います。

物より思い出、などという言葉もありますが
思い出は形に残っているともっと良いかもしれません。  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月27日08:32

刀が好き



これはおもちゃの刀。
子供の頃から刀好きだったせいで
ずっと模造刀が欲しかったのですが
なかなか買えないでいました。

三年ほど前に成田山に取材に行った時に
見つけ買ったものです。

本当は本物が欲しいのですが
しっかりとした心構えがないと
買ってはいけないと思っていたからです。

模造刀だから、と思い
思い切って購入を決めたのですが
お金を払う時に言われました。

「切る事はできませんが、
刺す事はできるので気をつけてくださいね」

なるほどー!
そうか、いくら模造刀でもしっかりした気持ちで
持たないといけないんだなと思いました。

剣道をやっていたこともあって、
この刀を構える事で気持ちが整うということもあり
気持ちがぶれている時に役に立ってくれるので
仕事場においてあります。

いつか真剣を持てるような
真剣な人間になりたいなーと思います。  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月26日17:15

なんでなんで



人間は考えることができる。そこが一番優れているところではないでしょうか。
子供の頃、誰もが「なんで、なんで」とお父さんやお母さんに聞いた憶えがあると思います。
しかし、親はじょうずに答えられそうもないと「そんなこと、どうでもいいの」などと言ってしまうことがあるのではないでしょうか。そんなことの連続や、考えの壁のようなものにぶつかって、考えるのをあきらめてしまっている人が多い気がします。
答えが出ないと進めない症候群にやられてしまっています。
答えは、自分でつくるものです。宇宙はどこまで続いているんだろうと考えてわからなくても、考えてもわからないくらい大きいものなんだ、と答えを出せばいいのです。
人間ってなぜ生まれてくるんだろうと考えてわからなかったら、きっと意味があって生まれてくるんだろう、と答えを出せばいいのです。とにかく答えには無限の幅があるし、深さもあるのだと思います。
何にでも疑問を持つのは子供の専売特許みたいに思われていますが、大人にとっても大切なことです。
生活の中で何にでも興味を持つことができれば、未知のモノをどんどん受け入れる姿勢ができてくるからです。
自分の答えを受け入れられるのであれば、なんで、なんでと考えていくことできっと成長することができます。だからずっと、「なんで、なんで」を続けて行きましょう。答えの出ないことなどひとつもありません。  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月24日17:01

受身

  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月23日15:45

イタリアンタンゴ



昨日、日本平ホテルでイタリアンタンゴの
ディナーショーがあったので行ってきました。

バンドネオンでシックな、なかなか良い感じのショーでした。

掛川出身の声楽家と
タンゴダンサーのカップル。

食事で一時間。
コンサートが前半と後半で二時間。

なかなか楽しい時間が過ごせました。

それに、僕は知らなかったのですが、
キムタクの華麗なる一族のロケ現場になったそうですね。

それ目当てで来ているお客さんが結構いたのに
びっくりしました。

つくづくビジネスはチャンスを生かすものだと
思いました。  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月22日14:46

ヘンクツオヤジ



このキャラクターは、ヘンクツなオヤジ。
そのまんまです。

おみやげお菓子のパッケージに出演したり
かつては京成電鉄の沿線ガイドで活躍した
ケイコちゃんのお父さん役で顔を出していました。

奥さんはフランス人で、
腕の良い大工なんです。

奥さんが一目惚れで家に転がり込んだんです。

家は、京成線の駅のどっかです。

少なくとも僕の心の京成線の周辺には、
このヘンクツオヤジが毎日楽しく暮らしています。  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月21日14:49

問題解決は目標開発



いろいろな人に相談を持ちかけられますが、その内容の100%が人間関係のことです。
 「どうすれば、夫婦でいい居酒屋を開けるか」の話は、「どうやって、お互いの想いのすり合わせをすればいいか」という話だったりします。
「子供の進学はどうしたらいいか」の話には、「その子はどんな性格で、将来何をしたいと思っているのか」が関わってきます。
みんな問題の解決の糸口を見つけようと話しに来るのですが、ほとんどの人が、何が悪いのかを決めつけようと悪者探しをしています。
しかし、どんなに誰が、何が悪いかを見つけても問題解決にはなりません。
問題ごとにかならず原因があります。それに気がつけるかどうかです。
そして気づいたことで相手をどうこうしようとする前に、自分のできること、自分がしなくてはならないことを見つめるべきです。
相手にどんな理不尽なことを言われても、相手を言い負かそうとか、理屈でわからせようと思ったらもっともめるだけ。もし変なことを言われたら「なぜこの人は、こんな変なことを言うんだろう」と、一呼吸おいて考えてみることです。
そして原因を見つけ、それを受けとめていくことが自分の進歩にもなるし、問題解決につながるのです。
ようは問題解決というのは、原因を探し出してそれをどうすれば良いかを見つける、目標開発なのだとつくづく思います。
この話を納得してくれて、問題ごとを目標に変えることができた人はみんな、解決に向かっています。  


Posted by モチヅキ セイジ. at 2007年04月20日16:27