かつて経営資源はヒト・モノ・カネ・不動産の4資源と言われましたが、今は不動産の価値は落ちて情報に変わり、ブランド力が加わって、ヒト・モノ・カネ・情報・ブランド力が経営の5資源となりました。情報が事業、モノが商品、カネが販促、ヒトが人材、ブランド力が企業と言い変えられます。
さらに事業がマーケティング、商品がマーチャンダイジング、販促がプロモーション、人材がマネジメント、企業がブランディングという専門分野に置き換えたものがバランス経営です。製品、商品性能が良いのは当たり前となった今、企業は顧客から競合と経営の5資源で比較され、モノ溢れの中、企業も商品も人材も選ばれる存在にならなければいけない時代になっています。
経営には、企業経営、人生経営、家庭経営、地域経営があり、人生経営であれば全ての人が経営者と言えます。自分はどんな仕事(事業)をするか、そのためにはどんなスキル(商品)を身につけるか、ちゃんと自己表現(販売)できているか、頼りになる仲間(人材)はいるか、社会的に信頼(ブランド力)は築けているかなど、やはり経営の5資源のバランスが必要です。
経営とは、一生涯を通して経を営むという「どんな生き方をするか考えぬくこと」と言えます。自分も人生経営の経営者であるという考えは、自分の人生やビジネスに欠かせない捉え方です。
●経営とは、と考えてみる