この図は、一般的に言われている製品のライフサイクル図です。開発され市場に導入され、成長し、そして成熟して衰退していく。全ての製品がこのようなライフサイクルを持っていることを表しています。さらに、製品だけではなく企業や事業、商品(サービス)、そして大きく言うと産業や業界、また流行や風潮など、全ての物事にこのライフサイクルが当てはまります。歴史で言えば一つの国や文明の栄華衰退でもあり、このライフサイクルは歴史を知り未来をイメージするものとも言えます。
仕事は、業務や作業という捉え方ではなく、このライフサイクルの中の役割と言えます。企業のライフサイクルに関わりながら、事業、製品、商品のライフサイクルを育て、そのために技術やノウハウを磨き、いつの時代にも必要とされる存在でいるということです。
全てのものには命があり、それは絶えず変化し、また新しいものが生まれる。その連続、変化の中に仕事は必ず生まれ、また無くなっていくものと言えます。全てのライフサイクルの中において自分はどのポジションで何の役に立っているのか? そしてこれからどんな人材になれば良いのかを語ってくれる、自分の人生設計やビジネスを考える上において欠かせない捉え方です。
●仕事とは、と考えてみる