ファンは本当に正しいのか?

美味しい・まずいは千差万別で人によって違い、どれが正しくてどれが間違いというのは大変難しいものです。人は自分の口に合ったものを美味しいと思い、またそれを良いものと受け入れます。その中で、慣れ親しんだ味を美味しいと思う人が多いのだと思います。おふくろの味、ふるさとの味というのがそれです。「うちのおふくろのみそ汁は最高だよ!」とか、「うちの婆ちゃんの梅干しは三年もので美味いんだ!」などという話をよく聞きますが、実際に口に入れてみるとそうとも思えない事があります。
慣れ親しんだ緑茶こそが、自分にとっての味であり安心できるもの。人は歳を重ねるごとに、自分が見つけた価値感を大切にします。洋食や主張のあるはっきりした味に慣れ親しんでいる最近の消費者の味の価値観は違ってきています。味は舌だけで感じるものでなく、見た目や器、シーン、そして「誰々と食事ができて楽しかった」といった思い出としての味も含め感じています。ライフスタイルが大きく変わった今、現在の緑茶ファンの価値感だけが正しいという受け止め方をしてしまうと、緑茶をもったいないものにしてしまうのです。

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Posted by モチヅキ セイジ. at 2012年04月02日07:10

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