家庭料理のファーストフード化

80年代にはバブルに向かい、誰もがより新しい生活を夢見てがむしゃらに働くようになりました。夫婦共働きが普通になり核家族化も進み、料理に手間をかけることがますます主婦の負担になり、企業はそんな主婦をバックアップする商品を次々と開発。スーパーや70年代中頃から登場したコンビニには、数えきれないほどの便利食品が並び始めました。主婦は食卓を飾る冷凍食品やレトルト食品、テイクアウト惣菜などを活用するようになりました。
これらの食品も、ファーストフードと同様に洋食が中心。ご飯とおみそ汁が主食であることは変わらなくても、煮付けや焼き魚といった和食のおかずより、ハンバーグやフライといった洋食のおかずが家庭でも主流になっていきました。家庭で洋食が定着すると、飲み物もコーヒーやジュースがあたり前に。
さらにお父さんはおつまみとビール、子供はハンバーグとジュースというように、各自が好きなものを食べる「個食」や、お父さんは残業・子供は塾などで各自バラバラで食べる「孤食」が増えると、食事を簡単に済ますファーストフード化・洋食化はさらに進行。そんな中で緑茶の存在感が薄くなっていく時代だったと言えます。

家庭料理のファーストフード化



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Posted by モチヅキ セイジ. at 2012年03月24日07:36

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