ただBさんにとっては、大人になっても消えないココロの傷として残ってしまったのです。
この話を聞いた時に、私はBさんにこう言いました。
「いつまでも悲しい思い出にしておくのではなく、自分で物語を創って完結させてみてはどうですか」と。
そして一緒に考えました。
その女の子は、Bさんが親切にしてくれて本当はとてもうれしかった。
その反面、施しを受けているようでつらかった。
だから学校へ行けなくなってしまった。
でもその理由を先生や親に聞かれた時、子供だからうまく言えなくて、本当はBさんに感謝していたのに「いじめられた」と言ってしまったのではないか。