失恋や友だちとのけんか。
良かったことも悪かったことも、どんなこともすべてが自分を成長させてくれていたんだということに気づきました。
自分の身の周りで起きているできごとをどう受けとめれば良いのか、ということが少しずつわかってきたのです。
早くに生き別れた母親に対する想いは、いつも寂しいものでした。
そして母を亡くした時のショックは大変なものでした。
しかし今では、母親が健在の時には会えなかったけれど、亡くなった今は逆にいつも自分のそばにいてくれていると思えるようになりました。
またそれ以上に、母親は自分の姿を隠すことによって、甘えんぼうだった私に厳しく「自分の道は自分で開くのですよ」と教えてくれているのだと思えるようにもなったのです。