身なりなども、いつもきれいなわけではなかったため、みんなから仲間はずれにされていました。
席がえがあっても、誰も一緒に座りたがりません。
気の毒に思ったBさんは、いつも自分から進んでその女の子の隣になるようにしていたそうです。
そして図画の時間には、貧しいからだと思うのですが、その子はクレヨンや画用紙をいつも持っていなかったため「ぼくのを使っていいよ」と貸してあげるなど親切を心がけていたそうです。
ところがある日突然、その子が学校に来なくなりました。
先生がその子の家を訪問して「どうして学校に来ないの?」とたずねると、なんと「Bくんにいじめられるから」と答えたのだそうです。
それを聞いてBさんはとてもショックを受けました。
以来、もうその子とは関わらないようになってしまったそうです。