とても嫌いなテレビコマーシャルなのになぜか印象に残り、ついメロディまで口ずさんでしまうこともあります。
これは、好きなものと同じくらい、嫌いなものも自分にとってインパクトがあるということです。
においや歯ごたえがイヤで子供の頃は大嫌いだった食べ物が、大人になったらそこがよく思えて好きなってしまうということもあります。
嫌いと感じてしまう人は、誰よりも自分のココロの琴線に触れる言動をしてくる「気になる」人であり、仲の良い友だちとはまたちがった意味を持つ大切な人でもあります。
好きなもの・嫌いなものの中には、自分の潜在的な感性が隠れていたりします。
好きだからと手放しで認めたり、嫌いだからと切り捨ててしまうのではなく、両方を見つめることで自分ならではの個性を引き出すきっかけにできるのだと思います。