つまり、服をデザインしたデザイナーや縫い上げた人、生地を作った人といった人たちの「今年はこれがオシャレだよ」という主張や個性がその色や素材や形に表れています。
音楽もそうです。
音楽を演奏する奏者からのメッセージと同時に、曲を作った作曲家や作詞家、アレンジャー、さらには楽器を作った職人、音響設備を手がけたエンジニアなど、さまざまな人たちの想いが集まりひとつの音楽となって、私たちを感動させてくれているのです。
このように人工物ひとつひとつをとっても、それを作った人のココロが形となっているのですから、同じように自然界のものも何らかの意志が働いて存在していると受けとめた方が良いのではないでしょうか。
すべての存在が何らかのメッセージを発信しているということは、それなりの意義が込められているということです。
すべての存在との対話の意義は、「形あるもの」を見てそこからどう深めていくか、自分の身の周りに起きるできごとをどう捉えるかが大切だということなのです。