しかし、どんなに心のあり方に気をつけようと思っていても、うまくできる時とできない時があります。
やけに前向きな時があると思えば後ろ向きな時があったり、やさしい気持ちの時や意地悪な気持ちの時があります。
すごく暑いと「寒い方がいい」と思い、すごく寒いと「暑い方がいい」と思う、私たちは敏感でもありわがままでもあります。
自分より弱い人には強く出るけれど、強い人には顔色を伺ったりということもあります。
気分や体調で、がんばろうと思ったりくじけたり。
身の周りに起きていることを、その時々で都合のいいように受け取っていたりもします。
これらの裏腹な揺れ動く「想い」が自分を複雑にし、迷わせてしまいます。
そして、世の中のトラブルや問題事の原因にもなっていくようです。