
プロフェッショナルと呼ばれる人たちにも四段階あると考えています。
①専門性はまだアマチュアだけれど、一応、お給料はもらうので「アマプロ」。
②少しキャリアを積んで、まぁ多少は仕事ができるかな、といった段階の「セミプロ」。
③キャリア的にも、技術的にも、世間的に見てもプロだなーと認められる「プロ」。
④他にない優れた技術と、人間的にもすばらしい人格を兼ね備えた「超プロ」。
この中でやっかいなのが「セミプロ」と「プロ」です。うぬぼれがちな人が多いのではないでしょうか。自分はもう大抵のことを知っていると決めつけ、人の話をあまり聞きません。
「超プロ」になる人は「セミプロ」や「プロ」の段階で、技術や知識だけではなく、人格や生き方も磨いていくことの大切さに気づいた人です。
このプロの四段階は、営業職にも、事務職にも、経営者にも、学校の先生にも、お役人にも、父親にも母親にも、どんな仕事や役割にもあてはまります。「超プロ」の人は世の中に一%もいないかもしれません。多くの人がセミプロかプロ止まりのようです。社会に通用するようになったとしても、それは技術的なことがほとんど。お客さんにはペコペコして下請け業者さんにはいばる。プロとしてのプライドがない。そんな人がとても多いと感じます。
世の中の人が全員「超プロ」を目指せば、政治も、経営も、教育も、商品もサービスも、全部良くなるのに。みんながそれを目指さないことには、結局はみんなが損をしているのです。